ハイテク株が大きく崩れた一週間でしたね。市場を牽引してきた主導株の失速が続けば市場全体が下落トレンドに入ることは避けられません。指数の動きを振り返ってみましょう。
追伸:最近仕事が忙しく日記記事は断念しました…。今後はVPA中心の週報を書くようにしたいと考えています。
目次
市場の状態を調べる方法
CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて市場の分析をしています。
日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。
株価指数の動向
S&P500指数(SPY)
9/3にハイテク株が崩れたことを発端として下落トレンドが続いています。前日までの値動きは堅調だったのでソフトバンクのニュースを発端に投げ売りが出たものと考えられます。9/4は出来高を伴った下髭陰線で25MA上をキープしたものの、9/8は出来高を伴ったまま上髭陽線となり、売り圧力が強いことが伺えます。9/9に反発するものの上髭、翌9/10には再び大きく売り込まれています。金曜日9/11には下髭陰線で引けています。9/8の安値あたりが支持線になっている様子です。金曜日は髭で安値を割っても出来高は落ち着いており、混乱は収まりつつあるようにも見えます。
出来高・株価分析的には週明け以降の様子を確認する必要がある不安定な局面ですね。
週足では8/31週に長ヒゲ十字線で不安定な様相です。翌週は上髭で強く売り込まれていますね。週足レベルではまだ下げトレンド継続の様相です。
NASDAQ(QQQ)
震源のNASDAQではコロナショック時に匹敵する出来高を伴った陰線が現れています。極めて強い売り圧力が働いています。S&P500指数と似た値動きですが、9/11の下髭部分の出来高に違いが見えます。QQQでは出来高を伴った陰線の後、同程度の出来高で反発しており、ストッピングボリュームと捉えることも可能です。S&P500より底打ちの期待を感じさせます。
週足ベースではS&P500指数と同様、下目線は変わりません。
TOPIX
日本市場は米国に比べ緩やかな下げとなっています。既に出来高を伴いながら前回高値付近まで戻りつつありますね。週足で見ても米国のような弱さはありません。
マザーズ指数
NASDAQに性格の近いマザーズ市場はTOPIXに比べると戻りは限定的です。週足としては出来高の少ないトンボが現れています。買い圧力はあるものの、未だ不安定な状況です。
来週の展望
相場の行方はハイテク株たちにかかっています。米国市場に比べ強い日本市場ですが警戒しつつチャンスを狙いたいところです。
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手間はかかりますがINDEX投資を上回る確実さ。頑張って取り組んでいこうと思います。
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