2020年投資成績反省会

もうすぐ2020年が終わりますね。相場日記としては先日の投稿が最終号ですが、1年の振り返りとして特別号をお送りします。個人的な投資成績の振り返りと来年の目標のメモですがご了承ください。
損切りの大切さがわかる好例です…

年初来パフォーマンス

強気相場の追い風を受けて年初来パフォーマンスは27.6%となりました。

例年なら申し分ない成績ですが、成長株とマザーズ指数の好調を考えると乗り切れなかった悔いが残りますね。入金投資法の成果で急速に運用額が増えたものの大きなポジションをとる度胸がなかったのが要因のひとつですね。来年は投資技術と資金管理術を磨き、より良い1年にしたいと思います。

さてもう少し詳細を振り返っていきましょう。まずは月別のトピックスは以下の通りです。

1~3月のコロナショック

ポジションは30%以下、カップウィズハンドルからブレイクしたHENNGEを少し持ちながら相場に挑んでいました。HENNGEは値動きに癖があるので含み損が膨らみ辛い思いをした記憶があります。

今思い返すと投資技術・ルールは未熟なものでした。ポジションが軽かったために生き残れただけですね。完全に運任せの良くないトレードだったと反省しています。

4~6月の上昇相場

コロナショックの大底から力強く反発する主導株たちの輝きと二番底に対する恐怖に揺れ動く相場でしたね。レーザーテックやアイアールジャパンがまだ安かったですね。二番底への恐怖で大した値幅を抜けなかった後悔があります。この相場でもHENNGEはポートフォリオに大きく貢献してくれました。

コロナショックの調整幅が深すぎてオーバーヘッドサプライが怖くうまく立ち回れなかったのが反省点です。ルールを順守した結果と考えれば問題ないのですが…。

ちなみに6月頃に入金投資法で+30%の成績をあげています。年間パフォは入金後の元本をスタートに算出しました。

7~10月の相場

私にとって今年の黄金期でした。9月に仕込んだ銘柄を10月半ばに利益確定したことが今年のパフォーマンスを支えています。特に主力銘柄のHENNGEの急騰で大きく利を伸ばせたことが今年の高パフォーマンスの要因です。

…というか下期のトレードを見ていると9~10月以外はほぼ負けています。強気相場で利益を伸ばし弱気相場で負けない大切さが身に沁みます。

10月頃から週末のスクリーニング対象を拡大しました。毎週末100銘柄前後のチャートを確認すると選球眼が向上し無駄トレードも減った…と信じています。

11~12月の相場

マザーズ指数が天井を付けたこともあり、成長株投資としては辛い期間でしたね。損切りがかさんでいます。グレイステクノロジーとファイバーゲートがブレイクしたときにエントリーしましたが、うまく利を伸ばせていません。しばらくホールド予定ですが…。

下期の確定損益推移

下期の確定損益推移をグラフ化してみました。損切りはこまめに、利益確定は天井で一気に行う傾向を守れているためドカンコツコツパターンとなっていますね。10月から確定損益は減少傾向ですが、買いポジションに利が乗っているので年末時点の損益は10月の天井と同じあたりにいます。

成績指標

今年下半期のトレードについて成績指標を算出してみました。

目標トレード成績

実際の成績の前に個人目標を見てみましょう。

目標利益率25 %
最大許容損失-8 %
ペイオフレシオ3.0
勝率30 %
プロフィットファクター1.3

オニールやミネルヴィニの書籍を参考にトレードしているので、コツコツ損切りして大きく稼ぐスタイルを目指すようにしています。

2020年下期トレード成績

続いて今年下期のトレード成績。上期は投資ルールが今と異なるので割愛します。
(コロナショックに怯えて無駄トレードしなかった上期の方が成績良かったのですが…)

総トレード数19
勝ちトレード数7
負けトレード数12
平均保有日数21.0
平均保有日数(勝)35.2
平均保有日数(負)15.3
勝率36.8%
平均利益率21.0%
平均損失率-8.2%
最大利益+40.8%
最大損失-29.7%
ペイオフレシオ2.54
プロフィットファクター1.48
平均損益率2.6 %
2020年下期投資成績

概ね目標を達成できましたが、最大損失が膨らんだためにペイオフレシオが目標未達となっています。なによりも最大損失率-29.6 %はルール違反ですね。

ちなみに損切りルールに反したトレードは2回(11%)でした。まだまだ未熟ですね。また負けトレードの保有日数が平均15日というのも無駄に粘りすぎです。

ちなみに損益率の頻度分布(5%刻み)がこちら。もう少し勝ちトレード数が安定してくると良いのですね。

損益率の頻度分布

-8%損切りルールを順守していた場合の成績

損切りルールを何度も違反した自分への戒めとして、ルールを守っていた場合の成績を計算してみました。損失が-8%の時点で決済した場合(ルール順守)と実績を比較してみましょう。

実績ルール順守
平均利益率21.0%21.0
平均損失率-8.2%-5.5%
最大利益+49.2%49.2%
最大損失-29.6%– 8.0%
ペイオフレシオ2.543.81
プロフィットファクター1.482.22
平均損益率2.6%4.2%
2020年下期投資成績

損切りルールを守るだけで平均損益率が1.6倍に改善する結果となりました。高い勉強代ですね…。

ちなみに損切りルールよりインパクトがあるのは勝率の改善です。ここはテクニカル分析の精度向上で補いたいですね。

以上、今年の成績と反省でした。

来年の抱負

2020年は地合いに助けられた1年でした。2021年は技術向上とルール順守で同程度のパフォーマンスを目指したいところです。来年の改善項目は次の3つですね。

損切りルール順守

-8%以上の損失を出さないようにする。
逆指値を必ず入れる。

勝率の向上

今年30%だった勝率を40%に引き上げる。
テクニカル分析の技術を磨く。

ポジションサイズの管理

トレードあたりの投入資金を一定としリスクを平準化する。

今回の振り返りは「株式トレード 基本と原則」と「トレーディングエッジ入門」に影響を受けて実施しました。

それではよいおとしを。皆様が爆益の1年となりますように(/・ω・)/

コメント

  1. まこ より:

    ありがとうございます。
    私は、年初来1.8%でしたが、下期は減でした。
    テーマに乗れず、打算買いでの損切りがかさみました。

    新年はもよろしくお願いします。

    • けろ より:

      まこさん

      下期は難しかったですね。
      私もピボットライン下で買った銘柄で何度か痛い目に遭いました(^_^;)。

      来年もよろしくお願いします!

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