かえる相場日記-2021/2/26週報

金利上昇、ビットコイン急落、株の大幅調整と厳しい1週間でしたね。今週で終わるのか、本格的な調整になるのかは誰にも分からないので用心していきましょう(/・ω・)/

では今週の相場の振り返りに行ってみましょう。

市場の状態を調べる方法

CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。

株価指数の状態

NASDAQ(QQQ)

NASDAQは先週の下落の流れが続く展開でした。出来高も高水準でありディストリビューションが続いています。週の半ばに反発したものの出来高を伴って再び下落しておりまだ油断なりません。日足レベルでは23日の安値が支持線として機能しているようなのでここで止まってくれるとよいですね。

週足ではコロナショック以来の高い出来高で13WMAを割り込みました。1月頃のレンジ下限で止まっていますがここを割り込むと安値の切下げで週足下落トレンド入りとなります(^_^;)。

マザーズ指数(2516)

マザーズ指数はETFでみると出来高を増やしつつ下落していますね。75DMAも割り込んでいますね。過去半年程マザーズ指数は1200円が支持線になっているのでここが正念場です。

週足では営業日が4日だったこともあり出来高を減らしています。しかし売りの出来高が中心なので心配ですね。

主導株指数

続いて主導株指数(@2/5)を見てみましょう。

主導株指数はマザーズ指数と共に下落。相関係数が高いのであまり参考になりません。主導株不在で面白くない状況ですね。

個別銘柄の動向

ライトアップ(6580)

ライトアップは地合いが崩れた影響で上値を抑えられているものの、株価は堅調に推移していますね。

ミダック(6564)

ミダックも12月から2月半ばにかけてベースを形成しているようですね。最近は下落しているものの比較的堅調です。

レーザーテック(6920)

主導株のレーザーテックは高値更新失敗が明確となりました。2/24,26で売り圧力の強さが見えるのでまだ注意が必要ですね。

TSLA

日本株ではありませんがテスラ(TSLA)のチャートも見てみましょう。米国ハイテク株たちを主導していましたが22日に支持線割れ、その後も下落が続いています。

今回の調整では米国の小型株やハイテク株の一部が強く売られています。関連するETFとしてARKKやIWMの動向に注視していきたいですね。

レラティブストレングス

CANSLIM候補銘柄

2021年3月度CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスは以下のようになっています。

堅調に推移しているのはケアネット、ホープ、ベイカレント・コンサルティング、WDBココあたりですね。ホープは高値から大きく調整していましたが一旦反転の動きとなっています。

レラティブストレングスランキングデータ

日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。

来週の展望

金利上昇や米国ハイテク株の調整など成長株投資の厳しさが増していますね。日本市場の成長株は需給の悪い銘柄が多い印象。今週の調整は厳しかったもののまだ需給改善とはいかないでしょう。しっかりと調整した後のチャンスに乗れるように技術を磨いていきたいですね(/・ω・)/