かえる相場日記-2021/3/26週報

世界情勢が少し荒れ始めていますね。パウエル氏の発言やスエズ運河の事故で市場は右往左往…。心配ではありますが、しっかりと個別銘柄の動きを見て投資していきたいですね。

では相場の振り返りに行ってみましょう(/・ω・)/

市場の状態を調べる方法

CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。

株価指数の状態

NASDAQ(QQQ)

ナスダックは2月半ばに付けた天井を更新することなく、3月半ばから再び下落に転じています。下げるたび買い圧力は出ていますが継続性がなく、25日移動平均線に抑えられながら下落しているように見えますね。短期でも中期でも下落トレンドです。

週足でみるとヨコヨコが続いています。まだ出来高が高水準な上、13週移動平均線に押さえつけられていることからリスクリワードは悪いですね。

マザーズ指数(2516)

マザーズも似たような感じですね。安値を切り上げ始めているようにも見えるのでQQQよりは見た目が良い感じ。

週足でみると13週移動平均線に押さえつけられ手はいるものの、下髭が多くなっています。銘柄によっては需給が改善しつつありますが全体的にはいまいちなので一度下を抜いてくれた方がやり易いという印象。

主導株指数

続いて主導株指数を見てみましょう。毎週掲載していますが私の怠慢ゆえに情報を引き出せていないのが残念な指数です(-_-;)。今週は3/19時点の主導株を使っています。

主導株は強いですねぇ…。なんて浅いこと言ってないで有益な情報をお届けしたいのですが…。とりあえず先週まで使っていた2/5に選定した銘柄の動きと比べてみましょう。

2月下旬の値動きに大きな違いが見られますね。3/19時点の銘柄では指数が調整を続ける中でも横ばいで力を蓄積し、上昇に転じると爆発的な上昇を見せています。

もうひとつ気にすべきは銘柄の中身でしょうか。3/19では以下の30銘柄を利用しています。流動性の低い銘柄が増えてきたのが気になりますね。

銘柄の変化や指数の特徴は示唆に富んでいる気がするのでもう少し有益な運用を考えます。

個別銘柄の動向

面白いチャートの銘柄もいくつかありますが、完全後出しで紹介する当コーナーの趣旨に合致した銘柄はありませんでした。マザーズ市場の大型株は総じて需給が悪そうなので広い視野で探してみたいですね。

レラティブストレングス

CANSLIM候補銘柄

2021年4月度CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスは以下のようになっています。

6532：ベイカレント・コンサルティング、6533：Orchestra HLDG、7068：フィードフォースあたりの推移が固いですね。6532,6533は最高値圏の調整、7068は高値-30%あたりでベースを形成しようと頑張っている局面でしょうか。

レラティブストレングスランキングデータ

日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。

来週の展望

2月に比べると一部の個別銘柄で需給は良好ですが、指数寄与率の高い大型銘柄はまだ上値が重い印象です。リスク管理を厳格にしながら個別銘柄に導かれて少しずつ攻めたいと思います(/・ω・)/。

ミネルヴィニ語録

「ミネルヴィニの成長株投資法」の著者マーク・ミネルヴィニ氏がTwitterをやっているのはご存じでしょうか。しかも結構な頻度で名言をつぶやいています。相場日記の中で情報を共有していきたいと思います。私の英語力が低いところには目を瞑ってください(^_^;)。

私の経験を利用できるのだから誰でも私と同等以上の結果を出すことができる。しかし成果を出すには時間がかかる。人生を賭けて1つの手法を学ぶのだ。そうすれば素晴らしい結果となるだろう。これが成功の法則だ。

Mark Minervini

またミネルヴィニ氏は手法の全てを著書を通して公開していると発言しています。後は我々の取り組み次第ですね。

ちなみにミネルヴィニ氏は3/25時点でノーポジだそうです。