2020年6月CANSLIM銘柄候補

2020年6月度のCANSLIM候補銘柄一覧です。

オニールの成長株発掘法で提唱されているCANSLIM投資では、C A N S L I Mの7つの要素を使って銘柄を選定します。中でもファンダメンタルズに関する要素は次の5項目です。

  • 前年同期比でEPSが25%以上上昇していること
  • 年間EPS増加率は25%以上であること
  • 年間EPS増加率が3年連続で増加していること
  • 売上高が25%以上増加しているか、直近3か月の売上増加率が加速していること
  • ROEが17%以上であること

このページでは3500を超える日本株の中から、スクリーニングツールを使って抽出したCANSLIM銘柄候補を紹介しています。

CANSLIM候補銘柄スクリーニング条件

スクリーニングでは次の条件を使用しています。

  • 経常利益が25%以上増加(前年同期比)
  • 経常利益が25%以上増加(前年度比)
  • 年間売上高が25%以上増加(前年度比)と
  • ROEが17%以上

具体的なスクリーニング方法は以下の記事で解説しています。

CAN-SLIMで最高の成長株をスクリーニングする方法
オニールの成長株発掘法を基にCANSLIM投資を実践する方法をご紹介します。CANSLIMに合致する銘柄を2段階のスクリーニングで探し出しましょう。ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から銘柄選定のポイントをご紹介します。

2020年6月CAN-SLIM候補銘柄一覧

2020年6月は21社が該当しました。新しい決算発表でコロナショックを織り込んできた銘柄が多くなってきました。新たにCANSLIM銘柄として浮上してきた銘柄も6社と多くなっています。指数は躍進を続けており、既にコロナ前の高値を更新している銘柄もありますが、チャンスはまだまだありますので焦らず行きましょう!

コード銘柄名市場
経常利益
変化率(%)
前年同四半期比
経常利益
変化率(%)
前年度比
売上高
変化率(%)
前年度比
ROE
(%)
3150グリムスJQ75.4649.7227.6133.1
3498霞ヶ関キャピタル東M645.8386.6632.4628
3925ダブルスタンダード東1228.4126.1430.3637
4424Amazia東M128.71412.04146.2147.6
4431スマレジ東M57.4334.7641.8717.9
4442バルテス東M139.9572.7348.6927
4686ジャストシステム東152.6970.3427.4320
6035アイ・アールジャパンHLDG東1342.32149.5559.1353
6080M&Aキャピタルパートナーズ東144.9385.2857.0426
6196ストライク東176.8139.4135.6327.8
6379レイズネクスト東182.6828.9744.4321.5
6532ベイカレント・コンサルティング東178.3881.8535.7531.1
6920レーザーテック東182.1137.2935.3720.4
7034プロレド・パートナーズ東144.1276.9959.9620.5
7047ポート東M36.4536.9435.0118.1
7320日本リビング保証東M64.8634.8128.0235.9
7719東京衡機東247.1932.9838.2919.1
8920東祥東1126.7731.1626.5318.1
8934サンフロンティア不動産東1165.2325.8637.3917.7
9418USEN―NEXT HLDG東127.2233.7262.8533.6
9450ファイバーゲート東137.6973.7336.9332.8
黄色=5月に決算発表があった銘柄、赤色=新たにCANSLIM候補になった銘柄、ノイズ銘柄は除外しています

指標別CANSLIM候補銘柄ランキング

経常利益率増加率、売上高変化率、ROEについてBest5をご紹介します。

Amaziaは決算を通過しましたが相変わらず上位に食い込んでいますね。最近株価は軟調ですが、今後はどのように動くのでしょうか。新たに浮上したCANSLIM銘柄の中では、アイ・アールジャパンHLDG、ダブルスタンダード、バルデスの勢いがいいですね。

経常利益率増加率(前年度比)ランキング

順位コード銘柄名市場経常利益変化率
(前年度比,%)
14424Amazia東M412.04
26035アイ・アールジャパンHLDG東1149.55
33498霞ヶ関キャピタル東M86.66
46080M&Aキャピタルパートナーズ東185.28
56532ベイカレント・コンサルティング東181.85

経常利益増加率(前年同期比)ランキング

順位コード銘柄名市場経常利益変化率
(前年同期比,%)
13498霞ヶ関キャピタル東M645.83
26035アイ・アールジャパンHLDG東1342.32
33925ダブルスタンダード東1228.41
48934サンフロンティア不動産東1165.23
54442バルテス東M139.95

売上高変化率(前年度比)ランキング

順位コード銘柄名市場売上高変化率
(前年度比,%)
14424Amazia東M146.21
29418USEN―NEXT HLDG東162.85
37034プロレド・パートナーズ東159.96
46080M&Aキャピタルパートナーズ東157.04
54442バルテス東M48.69

ROEランキング

順位コード銘柄名市場ROE(%)
16035アイ・アールジャパンHLDG東153
24424Amazia東M47.6
33925ダブルスタンダード東137
47320日本リビング保証東M35.9
59418USEN―NEXT HLDG東133.6

テンバガー候補

株価が数十倍に跳ね上がる銘柄を掴み取るには、企業規模が小さいうちに株を購入する必要があります。会社規模の指標として時価総額の小さな順に5社を見てみましょう。

バルデスは売上高、経常利益変化率でも上位に挙がっていました。ちょうど1年程前に上場した若い銘柄ですので今後数か月は注目してみようと思います。

順位コード銘柄名市場時価総額(百万円)
17719東京衡機東21577
27320日本リビング保証東M6631
37047ポート東M10152
43498霞ヶ関キャピタル東M11352
54442バルテス東M12134

レラティブストレンクス

CAN-SLIM銘柄候補のレラティブストレンクスを計算しています。オニールの成長株発掘法では上場している全銘柄と比較することを提唱していますが、個人で計算することは現実的ではありません(^_^,)苦笑。ここではレシオケーターを基にCAN-SLIM銘柄間の相対的な強さ(=レラティブストレンクス)を見てみましょう。…どのパラメータを見ればいいかは模索中です(^_^;)笑。

レシオケーターランキング

過去5W~52Wの地点を起点としたレシオケーターのランキングを作成しました。
※RS(5W):5週間前を基準としたレシオケーター、対TOPIX

 1位2位3位4位5位
RS(5W)60358920608044423150
RS(13W)69206035703439254686
RS(26W)60356920653244317034
RS(52W)69206035619644244686
レイアウトの都合で証券コードで記載しています。

6920:レーザーテック、6035:アイ・アールジャパンHLDGの強さが目立ちますね。コロナショック後のパフォーマンスだけを見ればアイ・アールジャパンHLDGが最強です。直近急激に伸びてきている150:グリムス、4442:バルデス、6080:M&Aキャピタルパートナーズ、8920:東洋の4銘柄は今後エントリーポイントが現れないか要チェックですね。

レラティブストレンクス改善銘柄

5月度にレラティブストレンクスの大幅な改善(急激にパフォーマンスが良くなった銘柄)として注目すべきは以下2銘柄でした。

4431:スマレジ
6080:M&Aキャピタルパートナーズ

解析してみて面白かったのはスマレジですね。弱い時期はレラティブストレンクスが最低水準(グラフ上方)を推移する一方で、強い時期は最高水準(グラフ下方)を推移しており、値動きの緩急がとてもはっきりしています。

スマレジのレラティブストレンクス
縦軸は強さの順位、数字が小さいほど1週間の値動きが優れていたことを意味する

Pick up:Amazia

ファンダメンタルズ指標のランキングで上位に食い込んでいた4424:Amaziaのレシオケーターは4月上旬以降停滞しており、力を感じません(-_-;)。カップ底を形成する動きにも見えるのでしばらく様子見ですかねー。

成長株のチャート分析法

このページで紹介した銘柄はファンダメンタルズ要素のみで抽出したものです。実際に投資する銘柄を見つけ出すためには合わせてチャート分析を行う必要があります。チャート分析法の記事もありますのでご覧ください。

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