CAN-SLIM銘柄(最高の成長株)を見つけたのに、株価はカップウィズハンドルの買いポイントから遥か高みにある…。なんてこともよくあります。テンバガー(10倍株)になるとすると、株価が底の2倍になった時点で購入しても+400%の利益を狙えますが高値にある株を買うには勇気がいります(^_^;)。タイミングが悪いからと諦めるしかないのでしょうか?今からでも遅くはないと即購入しますか?焦らずに安心して待ちましょう。オニールは適切な押し目買いポイントを示してくれています。
目次
ピボットラインまでの調整
ブレイクアウトした株価は一気に上昇を続け・・・ということもありますが、多くは一度ピボットラインまで調整します。買い逃した最高の銘柄を、最高のタイミングで買うチャンスが再び訪れるということです。一度上昇したあとに、相場が調整局面に入ったタイミングで落ちてくるケースが多いです。調整が軽く済む場合には逆指値で対応しないと買い逃すことが多いですが、大幅な調整になれば含み損が一気に膨らみます(^_^;)。この場合は-8%の損切りルールを守るようにしましょう。一度ピボットラインを割った後、再度上抜けするタイミングでのエントリーが理想的です。
- エントリーポイント①:カップウィズハンドル本来のエントリーポイント
- エントリーポイント②:調整でピボットラインを割り込む位置
下落トレンドでのエントリーになるため要注意 - エントリーポイント③:再びピボットラインを上抜けする位置
最高のエントリーポイント
ベースの上のベース
ピボットラインまで戻ってくることがなくても、ピボットライン付近でエントリーポイントが現れることがあります。ブレイク後に地合いが悪化し20%上昇する前に天井を付け、株価が揉みあいになることがあります。このようなベースは地合いが改善し新たな強気相場が訪れると、株価の大幅な上昇が期待できます。フラットベースのエントリーポイントは、前回高値を超えたラインになります。
- ピボットラインから10~15%程度で地合いが悪化し下落
- ピボットラインの少し上で揉みあい
- 買い集めの動きがある
フラットベース(平底型)
ピボットラインまで調整しそうにない高値圏に…(´;ω;`)ウゥゥ。という方も安心して下さい。買いのチャンスはまだたくさんあります。まずはフラットベース(平底型)を見てみましょう。
- カップウィズハンドルなどから20%以上上昇した位置に出現
- 調整期間は5~6週間と短いことが多い
- 株価が収束しながら横ばいに推移
- 出来高の減少が見られると良い
- 調整幅は10~15%程度
- 買いポイントは新高値を更新した位置
このフラットベースを形成する中で見られる株価の収束と出来高の減少は買い集めが進んでいる証拠ですね。上昇圧力が解放されるエントリーポイントで購入すれば、株価はさらに上昇することが期待できます。
上昇ベース
ベースを抜けた後の株価はどんどん上がっていきますが、地合いが悪くなると10~20%程度の下落を見せることがあります。このような調整が見られたときにエントリーを狙うのが上昇ベースです。安値の切り上げ、調整での出来高減少がポイントです。
- 市場の調整に伴う10~20%程度の下落
- 押しの安値では前回安値を毎回切り上げる
- 調整時に出来高が減少
- 買いポイントは3回目の押し後に新高値を更新したポイント
他にもある押し目買いチャンス
他にも「狭いフラッグ」や「正方形型」と分類されるチャートパターンが紹介されています。気になる方は書籍でご確認ください。どのパターンでも「買い集め」と「振るい落とし」が重要であることは変わりません。
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