12月もそろそろ折り返し地点ですね。前半は成長株投資家にとって厳しい環境でしたがどうなるのか…。利益の引っ張り方について思うところがあるので年末にかけて反省します。ひとまず年内生き残るべく、相場の状態を確認していきましょう。
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CANSLIM銘柄紹介記事の2021年1月号は12月20日頃の公開を予定しています。
目次
市場の状態を調べる方法
CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて市場の分析をしています。
日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。
株価指数の動向
S&P500指数(SPY)
先週末12/4は出来高の少ない陽線で引けました。この時点でローソク足の意味を判断するのは難しかったのですが、週明け12/7,8と出来高が少なく横ばいの状態を見ると、買い圧力が欠如している様子が伺えます。12/9は出来高を伴った急落でディストリビューションとなりました。ディストリビューションの影響で1時間足以下は下落トレンド入りしています。12/10,11も比較的多い出来高を維持したまま小陽線となっており売りに押さえつけられていると考えられます。30分足でみると11日金曜日の引け際には少し買いが入り25MAを回復しているようなので、週明けの動きに注目です。
週足でみると出来高も値幅も縮小。年末にかけて市場参加者が減る中で今後どう動くか注目です。
NASDAQ(QQQ)
NASDAQも基本的には同じ動き。天井からの下落速度が速かった分、短期的には強く反発しています。ただし戻し幅はまだS&P500を下回っています。最近ハイテク株関連で悪いニュースが続いているので今後の反応が心配ですね。
週足では出来高微増の小陰線。出来高を増やしつつも陰線ということなので売り抜けは増えているのでしょうか。
TOPIX
TOPIXは上値を抑えられた状況で揉み合いが続いています。今週は低水準の中で出来高を増やしていますが、ローソク足は小さいままで売り圧力の強さが伺えます。週足でみると2週連続の首吊り線。ちょっと印象が悪いです。
マザーズ指数
マザーズ指数は週明けに25MAを割って揉み合った1週間でした。木曜日と金曜日は反転の兆しが見えてきたものの、出来高を伴っておらず未だ確信は持てません。
成長株と割安株の資金循環(QQQ/DIA)
主導株の動き
12/9に主導株指数の出来高が爆発していますが1716:第一カッター興業の急騰が原因です。今週の主導株指数はマザーズ指数に対してしっかりとアウトパフォームしています。成長株反転の兆しであることを願います。
主導株指数の詳細はこちらの記事をご確認ください。主導株指数の値動きを見る限り機能していると思いますが、銘柄選定から3か月経とうとしているので入れ替えを検討中…。
来週の展望
下落していた指数に下げ止まりの傾向がある一方でTOPIXは2週連続の首吊り線と天井サイン。トレンド反転の局面はボラリティが高く危ないので慎重なトレードを心掛けたいですね。
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