かえる相場日記-2021/2/5週報

節分天井彼岸底の格言は無視して株価指数は上がり続けていますね(/・ω・)/。日本のコロナ新規感染者も落ち着き始め、バリュー株へと資金が流れています。成長株投資にとっては厳しい流れです、、、資金が戻るのはいつになることやら(^_^;)。

今週の相場を振り返っていきましょう。

市場の状態を調べる方法

CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。

株価指数の状態

NASDAQ(QQQ)

先週後半は強い売り圧力に曝されていたNASDAQですが、週明け2/1には底打ち反転、1週間で全戻しして最高値を更新しました。ただし上昇中の出来高は減少傾向です。売り抜けは出ていないようですが、一段高には好材料が欲しいですね。

週足でみると1/25週に売り抜け、2/1週は反発も出来高が足りず不安定な印象です。

マザーズ指数(2516)

マザーズ指数も今週反転しましたが出来高はかなりの低水準でした。NASDAQと異なり、下落幅の半分強しか戻しておらず弱弱しいですね(^_^;)。米国株始めようかしら…。

長期で見ると12月上旬の天井で弾き返された形ですね。10月上旬の最高値より低い位置で2度頭を押さえられ、出来高も細っている状況。すぐ下の価格帯で揉み合っているので底堅いようにも見えますが、個別銘柄の状況と合わせて見ても上値はかなり重そうで気掛かりです。

主導株指数

主導株指数の解釈が難しすぎて掲載を悩み中です(^_^;)。銘柄選定で景色が大きく変わるんですよね。今週は2021/1/22時点の主導株のデータを使用しています。

週の前半は主導株も反発していましたが木曜日に大きな売り圧力が生じていますね。マザーズ指数と比較すると少しパフォーマンスが劣る結果になっています。

興味深かったのは3つ目のグラフですね。1/22に抽出した主導株指数構成銘柄は11月~12月の間マザーズ指数をアウトパフォームしており、相場を支えてくれていたことが分かります。

続いて2/5に選定しなおした銘柄のパフォーマンスを見てみましょう。

11月からのパフォーマンスは1/22時点の銘柄に比べ10%程度劣っていますね。1/21にマザーズ指数に大陽線が現れたことをきっかけにブレイクアウトした銘柄が中心なのか、直近はマザーズ指数をアウトパフォームしています。雰囲気が変わってきたようなので銘柄選定は気を付けねばなりませんね。

個別銘柄の動向

指数には反転の兆候がありますが主導株指数はいまいち。市場を牽引して来た個別銘柄の状態を確認してみましょう。

レーザーテック(6920)

VCPパターンをブレイクアウトしていたレーザーテックも最高値から20%の下落。12000ラインまで出来高が薄いのでもう少し下げそうですね。VCPブレイクから天井までの期間が短いのが気掛かりです。ピボットラインで反発して再度上昇トレンドに乗ればよいのですが…。

アイ・アールジャパン(6035)

アイアールジャパンも決算を受けて大きく崩れてしまいましたね。2/1の陰線、2/2の長い下髭で大口は抜けていた…？15000のラインを割ると13500までは価格帯別出来高が薄いので怖いですね。

ライトアップ(6580)

最後に少し明るくなるライトアップ(6580)のチャートをご紹介します。カップ底の安定感に賭けますが、12月中旬と1月中旬に出来高減少、ピボットラインブレイク時に株価急増ということでカップウィズハンドルと分類してよいのではないでしょうか。ブレイク2日目、3日目と結構な売りが降ってきているようですが、順調にこなして上に抜けてくれると相場にとって良い兆候ですね。

レラティブストレングス

CANSLIM候補銘柄

CANSLIM候補銘柄の中でレラティブストレングスが堅調に推移しているのは3236：プロパストくらいですね。

レラティブストレングスランキングデータ

日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。

CANSLIM銘柄候補決算速報

今週新たにCANSLIM銘柄候補入りしたのは7079：WDBココです。先週のマクアケと同様、上場後1年が経過し決算情報がそろったことが要因ですね。高値圏での調整中なので週明け以降の動きに注目です。

来週の展望

市場は反発していますがバリュー株が中心。上昇相場の最終局面か健全な資金循環の一環か、注意深く見守りたいですね。いずれにせよ成長株投資には逆風なので無理は禁物です。稼げるときに稼ぎましょう(/・ω・)/