緊急事態宣言の効果が出て感染者数が減ってきましたね。コロナの脅威が落ち着く一方でバリュー株に向かっていた資金の流れは少し落ち着いてきたような。成長株投資への逆風が弱まると良いですね。
では今週の相場を振り返ってみましょう。
目次
市場の状態を調べる方法
CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。
株価指数の状態
NASDAQ(QQQ)
2/10に売り抜けが見られたものの低調な出来高でじわじわ上昇を続けています。しかし1月下旬の下落に対するフォロースルーは現れておりません。過熱感がないと言えばいいことですが資金が付いてきているのか気掛かり…。
週足でみると売り抜けから出来高を減らしながらの2週連続陽線。過熱感なくじわじわ上昇を続けています。
マザーズ指数(2516)
マザーズ指数は2/11,12と出来高を伴った2連騰でした。フォロースルーと考えていいでしょう。1月下旬の直近高値を上抜けてきて良い兆候ですね。
週足では13WMAで支えられて前回高値を更新しました。このまま適度な温度感で上昇してくれるといいですね。
主導株指数
続いて主導株指数の動向を見てみましょう。今週計算に使っているのは2/5に抽出した銘柄です。
それなりに強いけどマザーズ指数に対してアウトパフォームしているわけではありませんね。ちょっと難しい展開。
個別銘柄の動向
マザーズ指数はフォロースルー&直近高値を上抜けました。果して個別銘柄の動向はどうなっているのか。いくつかピックアップしてみました。
メルカリ(4385)
マザーズの時価総額1位であるメルカリは、2018年に上場した際の株価帯で揉み合っていましたね。この過程で10月頃からカップウィズハンドルを形成していました(取っ手部分の深さと出来高がいまいちですが)。そして今週発表された決算を受けてピボットラインをブレイクアウトしていきましたね。このまま上昇トレンドに乗ればマザーズ指数を押し上げてくれる可能性があり注目ですね。
フリー(4478)
時価総額2位のフリーも強いですね。直近株価は13WMAを挟んだ動きをしながらダブルボトムを形成、ピボットラインをブレイクし急騰しています。
2/12(金)にマザーズ指数が21.59円上昇しましたが、時価総額上位のメルカリとフリーが25円分寄与しています。2銘柄が牽引して指数が上向くと考えるのか、フォロースルーの信頼性に疑問を持つべきなのか難しいですね。
メルカリとフリーがベースからブレイクアウトし、上昇トレンドが始まったと期待できるのは事実ですので、信じていいのかな…。
ライトアップ(3810)
先週カップウィズハンドルからブレイクアウトしたライトアップは上値が重くピボットラインを割り込んだものの出来高は落ち着いてきましたね。金曜日の決算発表を受けてPTSで急騰していました。月曜日以降上昇トレンドが始まれば、成長株復活の兆しともいえますね。まさにライトアップです。
アイアールジャパン(6035)
主導株であったアイアールジャパンは大きな調整に入っていますね。他の銘柄が台頭してくるのか注目していきましょう。
レラティブストレングス
CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスデータは2/13に公開した銘柄紹介記事をご参照ください。
レラティブストレングスランキングデータ
日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。
来週の展望
マザーズ指数に良い兆候が見えてきましたね。ベースを探し狙っていきたいところです。最近スクリーニングをサボっていましたが今週は頑張ろうかな。
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