ボラリティの高い相場が続いています。反転の兆しが見えるものの、まだ安心できる状況にはありません。焦らずリスクリワードのよいタイミングを探したいですね。
それでは今週の相場を振り返っていきましょう。
目次
市場の状態を調べる方法
CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。
株価指数の状態
NASDAQ(QQQ)
3/8月曜日は陰線で始まりましたが前営業日の下髭の範囲内で、実体の割に出来高は落ち着いていましたね。火曜日と水曜日の終値は下落トレンドの上限を越えられずにいましたが。木曜日にブレイクアウトしています。この間出来高は減少傾向で不安な値動きですね。金曜日は出来高を増やしながらの下落、陽線ではありますが売り圧力の強さが伺えます。
週足では26週移動平均線で反発した形になっていますが、出来高は依然高い水準な上に中身は売り主体ですね。陽線の出来高が増えてくるのを願うばかりです。
マザーズ指数(2516)
マザーズ指数は3/9に底を付け反転しています。3/12金曜日はETFの出来高が異常に増えていますがショートカバーSQの影響でしょうか。市場全体の出来高は微増となっています。一部の銘柄は大幅高となっていますが、25DMA抵抗線を抜けたわけではないので油断禁物です。
週足では13WMAを回復しました。このまま上に行ってくれると良いのですが…。
主導株指数
主導株指数は概ねマザーズ指数と同じように動いています。3/5から若干アウトパフォームしているのでこのまま新しい主導株が生まれてくるとありがたいのですが…。
個別銘柄の動向
レーザーテック(6920)
レーザーテックは安値を切り下げた後26WMAで反発、前回の安値を抵抗線として引けています。週明け上抜けして高値を更新できるか注目です。
ファーストリテイリング(9983)
これまで日経平均株価を牽引してきたファーストリテイリングは75DMA上でヨコヨコしてますね。金曜日の陽線では出来高の割に値幅が狭く、売り圧力が気掛かりです。
フリー(4478)
金曜日のマザーズ指数に最も寄与した銘柄はフリー(4478)でした。下落の最終局面で振るい落としが進み需給が整ったと考えるのが良いのでしょうか。大幅上昇したとはいえ8日始値を抵抗線として頭を押さえられている状態なので、週明け上抜けるまでトレンド反転の確認はお預けです。
レラティブストレングス
CANSLIM候補銘柄
2021年4月度CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスは銘柄紹介記事を参照してください。
レラティブストレングスランキングデータ
日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。
来週の展望
株式市場は反転の雰囲気が漂っていますが焦りは禁物です。マザーズ銘柄の多くは需給が悪いので、戻り売りをうまくこなせるか見守っていきたいですね。
あわせて読みたい記事
4月度のCANSLIM銘柄候補を掲載しました。先月度はタグ付けに失敗して記事にたどり着けない方がいたかもしれないです。申し訳ございませんm(__)m。
(編集後記)
最近の成長株はピボットラインを抜けてもすぐに叩き落されるので、オニールやミネルヴィニのブレイクアウト系の手法はリスクリワードレシオが悪くてジリ貧ですね。2月度は許容リスクを大きく絞っていたおかげで生きながらえました。-8%ルールだと丸焦げになっていた。。。しばらく厳しい相場が続くことを念頭にVCPやカップ底の後半を狙えるような手法を研究中です。大黒天物産やアバントあたりを3/5に低リスクで買えるようなルールが理想的。成長株投資家とはいえ私の軸は需給なので、うまく今の相場に馴染ませていきたいところ。永遠の聖杯探しにならないように注意しながらどんな相場でも勝てる技術を磨いていきたいですね。
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