日銀の政策点検やFOMCとイベントの多い一週間でしたね。チャートの整ってきた銘柄もある一方で、指数は不安定な状態が続いています。相場の振り返りをやっていきましょう(/・ω・)/
目次
市場の状態を調べる方法
CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。
株価指数の状態
NASDAQ(QQQ)
先週は反転していたQQQですが25DMAに抑えられて再び下落に転じています。2月末に揉み合った価格帯で戻り売りが出たと考えることもできますね。売りをこなして上に抜けるのか、押し負けるのか注目していきたいです。
週足でみると株価は横ばい傾向。出来高は依然高水準な上に売り主体です。
マザーズ指数(2516)
マザーズ指数はQQQについて右往左往しています。すくなくとも1250あたりを抜けてくれないと上目線になれません。
週足でみるとレンジの中間地点あたりで引けていますね。しばらくは不安定な状況が続きそうです。
バリューとグロースの動き(QQQ/DIA)
ダウ平均(DIA)とNASDAQ100(QQQ)を比較することで、バリューとグロースの資金循環を見てみましょう。
2020年はグロース株主導の印象が強かったですが7月以降はレンジを形成していますね。2021年初めに一旦グロース株(QQQ)が上に抜けた後に急落、レンジ下限を髭で抜いているような状態です。このまま踏みとどまると良いですが、抜けた場合は成長株投資にとって冬の時代が長く続く可能性もあります。
主導株指数
時間の都合上、今週の主導株指数はお休みですm(__)m
個別銘柄の動向
続いて気になった個別銘柄のチャートを見てみましょう。キラキラのハイパーグロース株たちの調子は悪いですが、地味に好業績かつ需給のよい銘柄は堅調という印象です。
レーザーテック(6920)
主導株レーザーテックは下落トレンドですね。50DMAで跳ね返されたのでしばらく下げ継続でしょうか。
アバント(3836)
三月上旬に底堅かったアバントは前回高値を抜きました。
大黒天物産(2791)
大黒天物産のチャートもアバントと似た形をしていますね。3月上旬の出来高急減が注目ポイントだったようです。
3月入って以来ずっとノーポジなのでまったく恩恵はありません(/・ω・)/
レラティブストレングス
CANSLIM候補銘柄
2021年4月度CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスは以下のようになっています。
コード | 銘柄名 | 2021-03-19 | 2021-03-12 | 2021-03-05 | 2021-02-26 |
2150 | ケアネット | 99 | 99 | 99 | 99 |
3540 | 歯愛メディカル | 97 | 94 | 84 | 81 |
3962 | チェンジ | 99 | 98 | 97 | 96 |
3998 | すららネット | 99 | 98 | 98 | 98 |
4449 | ギフティ | 97 | 96 | 96 | 97 |
4479 | マクアケ | 71 | 82 | 66 | 82 |
4488 | AI inside | 81 | 83 | 89 | 94 |
4587 | ペプチドリーム | 44 | 56 | 53 | 62 |
4686 | ジャストシステム | 18 | 19 | 22 | 31 |
4699 | ウチダエスコ | 47 | 24 | 1 | 1 |
5070 | ドラフト | 48 | 85 | 93 | 96 |
6532 | ベイカレント・コンサルティング | 98 | 98 | 97 | 97 |
6533 | Orchestra HLDG | 98 | 97 | 98 | 98 |
7068 | フィードフォース | 93 | 94 | 91 | 91 |
7079 | WDBココ | 82 | 91 | 89 | 90 |
7095 | Macbee Planet | 59 | 86 | 76 | 87 |
9450 | ファイバーゲート | 93 | 89 | 80 | 85 |
9517 | イーレックス | 87 | 80 | 86 | 78 |
レラティブストレングスランキングデータ
日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。
来週の展望
投資本を読んでいたところ今の相場に重ね合わせて共感できる記述がありました。
2009年のマーケットの値動きは異常であった。この年に最高のパフォーマンスを記録したのは、質の低い、底から這いあがったくず銘柄だった。CAN-SLIMで選ばれるような高品質の銘柄はまったく振るわなかった。しかし、2009年3~5月に(中略)質の高い銘柄をポケットピボットポイントやブレイクアウトで買っていれば、一定の利益を出すことはできた。マーケットが一時的にゆがんでいるという理由だけで、二流銘柄を買うような習慣を持ってはならない。
ギル・モラレス 株式売買スクール
最近のマーケットも似たような印象ですよね。自分の投資法のエッジがどこにあるのかを見つめ直し、下手なふるまいをしないように気を付けたいと思います。
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