かえる相場日記-2021/4/23週報

バイデン大統領のキャピタル増税案発表からの下落が印象的な一週間でしたね。選挙のときから分かっていたことなので、ニュースは単なる売りの理由でしかありません。市場の状態を見つめて今後どうするかを判断していきましょう(/・ω・)/

市場の状態を調べる方法

CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。

株価指数の状態

NASDAQ(QQQ)

先週の後半に陰線と下髭で売り抜けがあった後、少し調整に入っていますね。今週は2月中旬の高値を上回った位置で揉み合いとなりました。25日移動平均線からの乖離が大きすぎたので自然な展開ですね。ここから大きく崩れずに上向いてくれることを願います。

週足では出来高微増で実体の小さな下髭陰線。最高値圏で売り圧力が高まっているものの何とか耐えている展開です。

マザーズ指数(2516)

マザーズ指数は21日の下落が堪えましたね(^_^;)。21日に売り抜け、22日は自律反発で23日は売り圧力に負けて長い上髭を付けています。ETFは金曜日の出来高少ないですが、マザーズ指数の出来高は多いですね…。個別銘柄に目を向けると、直近需給のよかった銘柄では出来高急減で売り枯れが見えているケースが多い気がします。ただしチャートが崩れてきた銘柄も増えているのでしっかり選ばないといけませんね。

週足では出来高を伴った陰線で13週移動平均線を割り込みました。下髭が続いていた状況から弱気に傾いてきた可能性があります。

主導株指数

続いて主導株指数をみてみましょう。採用銘柄は3/19時点の主導株です。

20日の売り抜けが凄いですね。反発時の出来高が少ないので心配です。

またマザーズ指数との相関は高め。来週にでも主導株を入れ替えてみます。

個別銘柄の動向

アイ・アールジャパン(6035)

業績の下方修正でギャップダウンした後は下げ止まって75日移動平均線まで戻ってきましたね。元々はカップウィズハンドル期待でしたが、チャートが崩れてよくわからなくなってしまいました。VCPになるにはGDと回復が急激すぎるのでまだ時間がかかるのでしょうか。私は触りたくないパターンです。

STIフードホールディングス(2932)

STIフードホールディングスは1月中旬から4月上旬にかけてVCPを形成後ブレイクしたものの、最高値から買いが続かずに揉み合っていますね。元々の流動性が低すぎるので中々入りどころが難しい銘柄です。

ニューラルポケット(4056)

ニューラルポケットは先週VCPパターンをブレイクした後に力強く2連騰したものの今週の下落で叩き落されました。まだ死んでいないので来週の動きに注目ですね。

メンバーズ(2130)

メンバーズも4月上旬のVCPブレイク組ですね。比較的耐えています。

レラティブストレングス

CANSLIM候補銘柄

2021年5月度CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスは以下のようになっています。

コード銘柄名2021-04-232021-04-162021-04-092021-04-022021-03-26
2150ケアネット9999999999
3540歯愛メディカル9796969796
3697SHIFT7587867780
3922PR TIMES9796979796
3962チェンジ9899999999
3998すららネット9898999999
4429リックソフト00341
4431スマレジ9289919285
4449ギフティ8893949597
4479マクアケ4485899185
4488AI inside5956888583
4587ペプチドリーム4234353935
4686ジャストシステム1310223322
4699ウチダエスコ2144686662
6196ストライク2048375054
6532ベイカレント・コンサルティング9898989898
6533Orchestra HLDG9898979898
7068フィードフォース9598959394
7079WDBココ4365668579
7095Macbee Planet9596978768
9326関通919087945
9450ファイバーゲート6475869089
9517イーレックス7679878585

4431:スマレジ、7095:Macbee Planet、9326:関通あたりが堅調ですね。スマレジのチャートに先週気づいていたかった…見逃してた(^_^;)。

レラティブストレングスランキングデータ

日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。

来週の展望

今週の下落でチャートが崩れてしまった銘柄もちらほら。銘柄を選んで攻め続けますが直近の投資成績が悪すぎるのでまずは反省会。。。第一目標は次の第2ステージまで生き残ることですね。

ミネルヴィニ語録

「ミネルヴィニの成長株投資法」の著者マーク・ミネルヴィニ氏のTweetから気になったものをピックアップしてご紹介します。私の英語力が低いところには目を瞑ってください(^_^;)。

動きが激しくブレイクアウト前後のボラリティが高い相場では選択肢は2つだけだ。損切りラインを狭くした上で利幅の小さい短期トレードに徹することでリスクを低減するか、相場環境が改善するまで大人しく待っているか。

Mark Minervini

私の個人的な聖杯(最適な手法のこと)
株式投資に取り組む中で失敗はつきものですが、私の失敗は小さいのです。大きな過ちを避けるように心がけています。よく過ちを犯しますが、過ちを放置することはありません。そして相場の中で優位性を見つけて賭け続けます。

Mark Minervini

1つ目のツイートが刺さりますね。今年に入ってからの投資成績は利が伸びないためにボロボロです。投資記録を見返して修正を図らねば…。

ちなみにバルサラの破産確率をご存じでしょうか。私の今年の成績から計算すると100%破産するそうです(笑)。トレード記録を付けていればこのサイトで簡単に計算できるので皆様もお試しあれ。

あわせて読みたい記事

ミネルヴィニの投資ルールに関する書籍と期待値の重要性を説いた「トレーディングエッジ入門」を読み返したい今日この頃。ブログの記事だと以下の3つが関連しています。

コメント

  1. まこ より:

    いつもありがとうございます。
    今週も損切りを重ねてしまいました。損切り後の反発を眺めるのは、精神的に辛い。
    そこで、トレード心理系の本「ゾーン」マークダグラス著、本とオーディブルで読み聴き、メンタルを鍛えようと思います。

    • けろ より:

      まこさん

      ブレイクアウトトレードには厳しい相場ですね。

      投資記録を見返していると私の場合は
      利が伸ばし切れていないこと(利確が早い)

      買値が甘い(狭い損切り幅ですぐ振るい落とされる)
      2つが原因です。利益が出ないせいでメンタルに影響し悪いトレードをする悪循環(^_^;)。

      投資への向き合い方は「ゾーン」と「株式トレード 基本と原則」を合わせて読むのがおすすめです。
      ゾーンは精神論がメインなのでミネルヴィニの実践的な内容と合わせると理解が深まります。

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