かえる相場日記-2021/7/9週報

日経平均株価が乱高下した一週間でした。まあマザーズ指数は一貫して下落基調なんですが…。

手を出すたびに資産が削られるので株式相場のことは忘れたいのですが、我慢してチャンスに向けて腕を磨いておきたいところ。ひとまず今週の相場を振り返ってみましょう。

市場の状態を調べる方法

CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。

参考記事

株価と出来高は機関投資家の動向を映す鏡
 M:市場の状態の見極め方
 主導株の動きから相場の状態を読みとろう！

株価指数の状態

NASDAQ(QQQ)

QQQは順調の限りですね。10日移動平均線を支持線として上昇を続けています。中身を見ると時価総額&寄与率の大きなGAFAMがあげている影響が強いですね。小型グロース株中心のFFTYやRSPは相変わらず低調で、我々グロース株投資家に不利な流れは変わりありません。

週足でみても最高値更新で堅調(/・ω・)/

マザーズ指数(2516)

マザーズ指数は200日移動平均線に阻まれた後に下落を続けた一週間でした。週末にかけて節目1150をはさんだ値動きで出来高が増えており振るい落としが進んでいれば上向く可能性もありますが、あまりいいチャートには見えませんね…。

週足でみると26週移動平均線に跳ね返された後、13週移動平均線を割り込んで引けています。2月頃から高値を切り下げ続けており難しい展開ですね。。

個別銘柄の動向

指数の低迷もあり、個別銘柄の動きも面白いものはありません。

7508:G-7ホールディングスは週足でカップウィズハンドルっぽいチャートを形成していますがブレイクの勢いが足りませんね。カップ右側の上昇も力が足りないので需要がいまいちなのでしょうか。

レラティブストレングス

CANSLIM候補銘柄

2021年7月度CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスは以下のようになっています。

コード	銘柄名	2021-07-09	2021-07-02	2021-06-25	2021-06-18	2021-06-11	2021-06-04
2148	アイティメディア	64	58	72	77	74	78
2150	ケアネット	99	99	99	99	99	99
2413	エムスリー	81	86	86	84	82	70
3031	ラクーンＨＬＤＧ	94	95	96	96	98	99
3465	ケイアイスター不動産	98	98	97	98	98	99
3540	歯愛メディカル	83	84	79	80	92	90
3542	ベガコーポレーション	2	2	2	6	24	13
3697	ＳＨＩＦＴ	93	89	87	90	90	76
3922	ＰＲ　ＴＩＭＥＳ	93	93	95	95	97	94
3923	ラクス	98	98	96	95	93	85
3962	チェンジ	42	70	87	92	90	91
3970	イノベーション	3	3	11	28	48	69
3998	すららネット	0	0	0	61	80	89
4308	Ｊストリーム	68	67	86	84	89	93
4390	ＩＰＳ	75	59	81	74	77	75
4429	リックソフト	0	0	0	0	0	0
4449	ギフティ	85	78	83	84	82	86
4488	ＡＩ　ｉｎｓｉｄｅ	0	0	0	0	0	0
4587	ペプチドリーム	18	42	48	53	37	20
4699	ウチダエスコ	5	10	4	4	6	21
6196	ストライク	2	5	4	2	5	2
6532	ベイカレント・コンサルティング	98	99	99	99	99	99
6533	Ｏｒｃｈｅｓｔｒａ　ＨＬＤＧ	88	88	91	93	90	92
6920	レーザーテック	95	97	97	98	97	98
7068	フィードフォース	32	26	77	88	92	91
7095	Ｍａｃｂｅｅ　Ｐｌａｎｅｔ	96	95	97	98	94	97
7199	プレミアグループ	93	93	94	93	96	90
7974	任天堂	68	67	69	79	82	81
9326	関通	43	46	58	63	46	53
9467	アルファポリス	72	76	76	72	73	72
9517	イーレックス	96	95	90	74	66	80

レラティブストレングスランキングデータ

日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。

RS_japan210709 ダウンロード

ミネルヴィニ語録

「ミネルヴィニの成長株投資法」の著者マーク・ミネルヴィニ氏のTweetから気になったものをピックアップしてご紹介します。

Most people think sell signals are about catching tops or getting out before the market tanks. For breakout traders, the most important sell signal is the one that avoids the back and forth whipsaw markets. A whipsaw environment is one of the most dangerous!
— Mark Minervini (@markminervini) July 8, 2021

多くの人は、売りシグナルとは、トップを捉えることや、市場が暴落する前に撤退することだと思っています。ブレイクアウト・トレーダーにとって、最も重要な売りシグナルは、前後に揺れ動く市場を回避するものです。ブレイクアウト・トレーダーにとって最も重要な売りシグナルは、一進一退の激しい市場を避けることです。一進一退の環境は最も危険なものの一つです
Mark Minervini

マザーズ指数が下落トレンドにある現在は回避すべき相場とみてもいいでしょうか。無理せず次のチャンスを狙ってチャート分析に精進しましょう(/・ω・)/。