かえる相場日記-2021/10/29週報

もうすぐ日本は選挙ですね。首相交代以降、株価の動きはいまいちですが選挙通過で許されてくれないか…。

今週の相場を振り返ってみましょう(/・ω・)/

市場の状態を調べる方法

CANSLIMと出来高・株価分析を組み合わせて今週の相場状況を振り返っています。日記に登場する概念は次の記事で詳細を解説していますのでご確認ください。

参考記事

株価と出来高は機関投資家の動向を映す鏡
 M:市場の状態の見極め方
 主導株の動きから相場の状態を読みとろう！

株価指数の状態

NASDAQ(QQQ)

QQQは平均的な出来高を維持したまま最高値を更新しました。ハイテク企業の決算は好調で今後も期待できますね。

週足では4週連続の陽線、13週移動平均線との乖離率が大きくなってきているので、来週以降は少しペースダウンでしょうか。

マザーズ指数

マザーズ指数はヨコヨコの1週間でした。来週以降の決算ラッシュを受けてどちらに飛ぶか要チェックですね。

マザーズ指数は週足でみると未だ下落目線です。10月上旬に下髭を付け安値を切り上げたと期待しましたが、結局移動平均線に負けて垂れてきています。

個別銘柄の動向

監視銘柄の中に面白い動きのものはありませんでした。

チャートが煮詰まりつつある銘柄も多いので、来週以降の決算を受けてブレイクアウトが期待できるかもしれません。

レラティブストレングス

日本株のレラティブストレングスを確認してみましょう。

※当ブログで独自に算出したデータです。詳細はリンク先をご確認ください。

CANSLIM候補銘柄

2021年11月度CANSLIM銘柄候補のレラティブストレングスは以下のようになっています。

コード	銘柄名	2021-10-29	2021-10-22	2021-10-15	2021-10-08	2021-10-01
2148	アイティメディア	69	55	60	63	62
2150	ケアネット	93	95	93	95	96
2413	エムスリー	23	49	46	39	67
2929	ファーマフーズ	74	67	59	69	79
3465	ケイアイスター不動産	97	96	95	95	94
3498	霞ヶ関キャピタル	99	97	96	96	72
3635	コーエーテクモＨＬＤＧ	74	78	77	68	73
3697	ＳＨＩＦＴ	95	95	96	94	96
3851	日本一ソフトウェア	92	91	89	91	90
3933	チエル	13	14	10	9	14
4308	Ｊストリーム	0	1	0	0	1
4390	ＩＰＳ	4	7	12	4	6
4429	リックソフト	4	2	4	1	0
4482	ウィルズ	49	17	29	55	80
6036	ＫｅｅＰｅｒ技研	96	97	97	97	98
6254	野村マイクロ・サイエンス	91	96	96	95	96
6532	ベイカレント・コンサルティング	98	98	98	99	99
6533	Ｏｒｃｈｅｓｔｒａ　ＨＬＤＧ	97	98	95	96	96
7068	フィードフォースグループ	7	7	6	8	6
7076	名南Ｍ＆Ａ	1	1	1	1	1
7095	Ｍａｃｂｅｅ　Ｐｌａｎｅｔ	98	97	95	93	95
7320	日本リビング保証	97	97	96	97	94
7351	グッドパッチ	61	26	13	16	53
7354	ＤｍＭＩＸ	91	92	91	88	90
7453	良品計画	43	49	71	72	77

レラティブストレングスランキングデータ

日本株のレラティブストレングスランキング上位20%銘柄のエクセルデータは以下のダウンロードボタンから入手できます。

RS_japan211029 ダウンロード

ミネルヴィニ語録

「ミネルヴィニの成長株投資法」の著者マーク・ミネルヴィニ氏のTweetから気になったものをピックアップしてご紹介します。

The market's strength is an illusion. Yes, some areas have done well, but with fierce rotation the names and sectors change day to day. % of stocks above their own 200-day is at 37%. Considering the NASDAQ is well above it's 200-day and near all-time highs, not a great sign.
— Mark Minervini (@markminervini) October 27, 2021

市場の強さは幻想だ。確かにいくつかの分野はうまくいっていますが、激しいローテーションにより、名前やセクターは日々変化しています。自身の200日線より上にある銘柄の割合は37%です。ナスダックが200日線を大きく上回り、史上最高値に近いことを考えると、あまり良い兆候ではありません。
Mark Minervini